実は券売機でも買える「長い片道切符」で自由な旅 「非接触」で購入、運休トラブル時も精算可能
初日の宿泊地は陸羽東線の途中駅、鳴子御殿湯の温泉宿とした。翌日、新庄に抜けて、奥羽本線で秋田に向かう中継地である。あいにくの小雨模様、ササニシキのふるさと、大崎市の水田地帯を眺めながら、15時前に鳴子御殿湯に到着した。
駅前の観光ストアに立ち寄る。土産物だけではなく、子供たちが喜びそうなミニ四駆も売っていて嬉しくなる。一角のテーブルで地ビールを飲み、雨のなか小走りで温泉宿にむかった。
コロナの影響を宿主に聞いたが、昨年度実績の50%を超え、持続化給付金の対象にならなかったという。ワザと予約を断って50%以下にするズルい例もあるようだが、この宿は今日のように雨の中来てくださるお客様を大切にするため正直に対応したという。部屋食、各所に消毒用アルコールがおいてあり、感染症対策も万全であった。
翌朝、雨音で目が覚めた。山形県内陸部が雨予報だったので運行情報を見る。陸羽西線の新庄―余目間が運休だという。私のルートに影響はなさそうだ。
一旦精算して再度購入
ところが駅に到着すると状況が変わっている。無人駅の電光掲示板には、鳴子温泉―新庄間も雨のため運休との情報が流れていた。急きょ古川に戻り、東北新幹線で盛岡に出て秋田新幹線で秋田に向かうこととした。
古川駅でここまでの切符を精算(鳴子御殿湯―新潟間を払い戻し)し、新たな切符を購入した。
【11330円/有効期間6日】
今回は、最初に買った東京都区内発の切符と違い、大宮で経路がぶつかることがない。このため東京都区内まで購入した。
盛岡で秋田新幹線に乗り換える。沿線には青空が広がっている。山形県の内陸部は本当に大雨だったのだろうか、と思いながら夕刻、秋田駅に到着した。
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