自販機や通販も…「駅弁」生き残りへあの手この手 お取り寄せ、冷凍弁当、新たな手法が続々登場

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そして今、私が注目しているのが「自動販売機」だ。

もともとレトロ自販機が好きで、自動販売機で売られているものに惹きつけられがちではあったが、なんとつい先日、富山の「ますのすし」で有名な「源」が、自販機で駅弁を売り始めたというから聞き捨てならない。

自販機を「ますのすし」に合うように半年ほどかけて改造し、自社の富山インター店前に設置している。営業時間内は販売スタッフから買うことができるが、早朝や夜間など、24時間いつでもほしいときに自販機で「ますのすし」を買うことが可能となった。いずれ他インター店前にも導入予定とのことである。

先に書いた「かなやのかにめし」も実はすでに6年ほど前から津軽海峡フェリー内の自販機で冷凍かにめしを販売している。しかも、そばに設置されている電子レンジで温めて、その場で食べることができるという。つまり人員不足などの理由で軽食コーナーがなくなった代わりに、船内で食事ができるよう自販機が活躍しているのだ。「今年からシルバーフェリーの苫小牧―八戸航路の自販機にも同様に入荷されました」(かなやのかにめし担当者)。

駅弁が鉄道車内で復活する?

コロナ禍で、人との対面を避けられる自販機での販売は時代に合ったニーズと言える。また、鉄道でなくフェリーで、そして高速道路で駅弁が販売されているというのも興味深い。

かつて2階建て新幹線「MAX(マックス)」には駅弁の自販機があった。これは階段で車内販売が困難なために設置されたもので、活躍する期間はそう長くはなかったようだ。自販機、そしてマックスと、時代が逆行しているようにも思えるが、車内販売もなくなった今、もしかしたらこのご時世と相性のいい自販機が、鉄道車両内でお目見えする将来があるかもしれない。希望を持って待ちたいところだ。

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