"非鉄"も「いいね」とうなる、鉄道を撮る男の夢 鉄道カメラマン山崎友也と村上悠太の師弟対談
一緒の仕事、最初は「鉄道以外」
村上:山崎さんと僕が初めて一緒に仕事をしたのは、入社前の高校3年の頃でした。横浜でサウナのメニューの撮影があって、僕はレフ板を持ちました。
山崎:当時は鉄道だけでは食べていけなくて、いろいろなジャンルの仕事をやっていたな。
村上:ドラマチックかつスタイリッシュな写真を撮る中井さん、山崎さんに憧れていたのですが、一緒に仕事をしてみたら、鉄道以外の撮影もしなくてはいけないというのが刺激になりました。その後、鉄道雑誌に使う写真のアシスタントに呼んでいただき、電話のかけ方など社会人としてのマナーを教えてくれました。山崎さんは「お酒を飲むと楽しい人」というイメージがあるのですが、マナーにすごくうるさいんです。
山崎:そう? でも、そう言われるとうるさいかもな。
村上:ご飯の食べ方、お酒の飲み方をよく注意されました。たとえばビールを注ぐときはラベルを上にする。ビールを置くときは目上の人にラベルが見えるように置くとか。それから靴の脱ぎ方も。山崎さんから「悠太はどこの飲みの席に出しても恥ずかしくない」と言われたときはうれしかったなあ。
山崎:ワシも真島事務所でそういうことをいろいろと教わったから。もちろん悠太だけでなく、敦(久保田敦氏)にも教えたよ。
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