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ポルシェ「カイエン」100万円中古車を買ってみた 走行9万km、13年落ちの格安初代モデルの実力

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  • 三木 宏章 東洋経済オンライン編集者・記者
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カイエンSの内装。ベージュ&レザーシートで、年式は古いが高級感もある(筆者撮影)

最上級グレードのカイエンターボは、なんといっても500psを発揮するV8 4.8Lツインターボエンジンが魅力だ。ただ、ターボエンジンの場合、部品点数も増えるのでトラブルが出る可能性も高く、修理費用も高くなる。あと、カイエンターボは、全車標準でエアサスなので、サスペンショントラブルも気になる。

ラゲージルーム。ボディサイズに比べると少し狭いが実用性としては十分(筆者撮影)

とくに初代カイエンは最終モデルでも発売から10年以上、初期モデルなら20年近く経過している。中古車は何かしらトラブルが出るのが当たり前と思って買うべきだ。そう考えると、ベースグレードのカイエンか、V8モデルのカイエンSがよい気がする。あと、個人的には試乗したカイエンSがサンルーフなしだったのも購入した決め手になった。サンルーフ付きだと雨漏りがすることもあるので、極力シンプルなクルマを買うのが、こういった中古車を買うときの鉄則だと個人的には考えている。

また、今はエコの観点からダウンサイジングやハイブリッドカーが主流で、今後EVが増えていくだろう。その前に大排気量エンジンのクルマに乗っておきたかったとうのもある。

車体は大きいが、小回りも利いて使い勝手は良好

リアビュー。13年落ち、9万kmオーバーの車体だが、大きなキズもなく、比較的きれいな状態(筆者撮影)

実際に買ってみた感想は大満足というのが本音だ。全長4810mm×全幅1930mm×全高1700mmと大きなクルマだが、意外にも取り回しがよく、都内の狭い道でも不満なく走れるし、古いといっても新車価格1000万円のクルマなのでラグジュアリー感も満点。クルマに詳しくない人から見れば、型落ちでもポルシェなので注目度も高く、ちょっと武骨な初代カイエンのスタイルは個人的に好みだ。

じつは社外ホイールも購入済みで、少しリフトアップしてアウトドアテイストにカスタムしようかなとも考えている。なかなか新車や高価な中古車では、カスタムやチューニングしようという気にならないが、安価な中古車なら後先考えずにイジり倒してもいいかなと思えるものだ。こういったクルマ遊びが気軽にできるのも手頃な中古車の魅力だろう。

カイエンに限らず、樹脂製レンズのクルマはヘッドライトの変色が気になるが、透明度も比較的保っていた。ただ、内部に多少浸水している状態だった。これはカイエンでは定番のトラブル(筆者撮影)

ネガティブな要素としては、車幅が大きいので駐車場を選ぶことだろう。実際に筆者もミニ・クーパーSに乗っていたときに借りていた月極駐車場に問い合わせたところ、カイエンはNGと断られ、駐車場探しに苦労した。都内の場合、立体駐車場はもちろんだが、青空駐車場でも車幅制限を設けていることがあるので注意が必要だ。

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