子どもの可能性をつぶす、恐るべき「13の禁止令」 親の「よかれ」が子どもの脅威になるという現実

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3  努力せよ…「一生懸命やりなさい」と繰り返し教えたり、つねに努力することを求めることで伝わるメッセージ。つねに努力をしていないと認められないと感じ、楽をしたりリラックスしたりすることが苦手になる。
4  強くなれ…「泣くな」「我慢しなさい」「そのくらいなんでもない」「痛くない」と言い続けることで伝わるメッセージ。喜怒哀楽をあまり出さず、強さを示そうとするようになる。人に弱さを見せることができず、すぐに泣いたり人を頼ったりするような人を軽蔑してしまう。
5  急げ…「早くしなさい」「もっと急ぎなさい」と繰り返し言うことで伝わるメッセージ。じっとしていることができず、いつもせかせかと動き回るようになる。時間をむだにするようなことが許せず、スケジュールが埋まっていないと不安になる。

拮抗禁止令として挙げられている言葉自体は、子どもがこれから先、社会に出て困らないように、幸せに生きていけるように必要なものとして親が伝えているメッセージです。

しかし、過度になると子どもを苦しめることになるのがおわかりでしょう。

また、拮抗禁止令は、これから紹介する「13の禁止令」と結び付くと子どもの思考や行動をさらに縛ることになります。たとえば「他人を喜ばせ、満足させよ」と「存在するな」が結びつくと、「他人を喜ばせ、満足させることができなければ存在するな」という厳しい束縛となります。本当はつらくても、自分の感情は無視して、他人を喜ばせようと必死になってしまうのです。

ヒントその2「13の禁止令」

●13の禁止令
1 「存在するな」…「お前さえいなければ」といった言葉で、不幸の原因は自分なのだと感じ、生きるに値しない存在だと思ってしまう。
2 「何もするな」…しつけが厳しかったり、過保護または過干渉だったりして行動を制限されると、大人になってから自分で何をしていいかわからず「指示待ち」の人になる。積極性に欠け、他人の意見に従うようになる。「〇ちゃんは何もしなくていいから、座ってなさい」など。
3 「成長するな」…甘やかされ、自立を否定されて育つと、「子どものままいて、何もできないほうがいい」と思うようになる。「〇ちゃんは今のままでいてね」など。
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