京成マスコット「あのパンダ」はなぜ生まれたのか

うつろな細い目がなぜか大人気、グッズも登場

京成のマスコット「京成パンダ」は今やヘッドマーク付きの列車が登場するほど大人気(筆者撮影)
東京都心と空の玄関「成田国際空港」を結ぶ「スカイライナー」だけではなかった。困難の連続からスカイライナー誕生まで、京成の「実は……」を、その歴史を追いながら網羅的に紹介したのが、『京成はなぜ「国内最速」になれたのか』(交通新聞社新書)です。内容の一部を抜粋して紹介します。

京成電鉄は成田空港アクセス輸送を担う鉄道会社というイメージが強いが、近年は京成といえば「京成パンダ」を連想する人も多いのではないか。

100案から選ばれた

その名の通り、ジャイアントパンダをモチーフにしたキャラクター。京成上野駅の近くには、日本で初めてジャイアントパンダを飼育して「パンダブーム」を巻き起こした上野動物園がある。それにちなんだものといえる。

ただ、京成パンダはややうつろな細い目が大きな特徴。いわゆる「ゆるキャラ」の一種だが、ほかのゆるキャラと異なり無表情に近い顔つきで、逆にそのことがあまたあるゆるキャラのなかで、ひときわ目立っている。

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京成パンダは2007(平成19)年2月にデビュー。このとき、交通系ICカード「PASMO」(パスモ)が関東圏の私鉄に導入され、パスモのオートチャージに対応したクレジットカード「京成カード」が発行された(現在の発行元はオリコと三菱UFJフィナンシャル・グループ)。

このクレジットカードの宣伝を担うキャラクターが制作されることになり、京成パンダが生まれたのだ。

制作に際しては系列の広告代理店からアイデアを募集。京成パンダを含む約100種類の案が集まった。

京成パンダの案は京成社内で反対の声が上がり、いったんは不採用になりかけたが、最終的にはインパクトの強さが評価され、復活する形で採用された。

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