バイデン大統領が香港のメディア弾圧停止を要求 メディア抑圧と反対意見封じ込めのため権力行使
バイデン米大統領は24日、香港の民主派支持で知られる新聞、蘋果日報(アップル・デーリー)が中国の圧力を受けて今週休刊になったことを踏まえ、中国政府が独立した立場にあるジャーナリストへの弾圧を停止するよう求めた。
香港民主派支持の蘋果日報、深夜で業務停止-24日付が最後の発行に
バイデン氏は声明で、「香港と全世界のメディアの自由にとって悲しい日だ」とした上で、「言論の自由を罰する国家安全維持法に基づく逮捕、脅迫、強制を通じ、中国はメディア抑圧と反対意見の封じ込めのために権力行使を主張してきた」と指摘。
さらに、「中国は独立した報道機関を標的にするのをやめ、拘束されているジャーナリストやメディア幹部を解放しなければならない」とし、「ジャーナリズムの行為は犯罪ではない」と強調した。
中国外務省の趙立堅報道官は北京で25日開いた定例記者会見で、蘋果日報に関する米政治家の発言は根拠がないと述べ、香港は大半の住民の権利と報道の自由を守っていると主張した。また、香港による法執行の取り組みを米国は妨げてはならないとし、香港は中国の一部との立場を繰り返した。
原題:Biden Demands Beijing End Crackdown on Hong Kong Journalists、China Says Remarks by U.S. Politician on Apple Daily Groundless(抜粋)
(最終段落に中国外務省の記者会見を追加して更新します)
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著者:Alex Wayne
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