「中国は敵、米国は味方」の認識があまりに浅い訳 自民党の異端議員が説く中国と正対する方法
経済安全保障は平時から準備しておかなければならない
――経済安全保障の議論が自民党内で盛んです。
日本を産業立国たらしめてきたのは世界に誇るものづくりの技術だ。その技術を不当に盗もうとする動きがあれば対処するのが当然だ。
国民生活、経済活動を維持していくためには途絶えさせてはならないものがある。エネルギーであり、食料や医療もそうだろう。これらの領域はできる限り輸入に頼らず、わが国みずからの努力によって強靱化していく戦略が必要だ。一方、国際社会において「日本の技術がないと回らない」と言われるような日本特有の技術、産業も持っていなくてはならない。
だが、こうした対応は他国の動きがどうという以前に、平時から考え抜き、体制を築いておかなくてはならない話だ。私は自民党の衆議院議員だが、今起きている経済安全保障の論議には、いささか疑問を抱いている。


















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