動画の勝ち組、ネットフリックスの株価が急落 欧州事業拡大でコスト増懸念

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 7月22日、ネットフリックスの株価が一時6%近く下落した。写真は同社のロゴマーク。カリフォルニア州で2013年4月撮影(2014年 ロイター/Mike Blake)

[ 22日 ロイター] - 22日の米株式市場で、オンライン映像配信のネットフリックスの株価が一時6%近く下落した。前日発表した第2・四半期決算は利益が倍増強となったものの、欧州での事業拡大計画が短期的に費用拡大につながるとの見方が株価を押し下げた。

第2・四半期決算は、値上げ効果で利益が7100万ドル(1株当たり1.15ドル)となり、前年同期の2950万ドル(同0.49ドル)から増加した。

これを受け、証券会社少なくとも14社がネットフリックスの目標株価を最大75ドル引き上げ、最高550ドルとした。

ただ、ネットフリックスが9月にドイツやフランス、オーストリア、スイス、ベルギー、ルクセンブルクに進出するとの方針を示したことについて、ジャニー・キャピタル・マーケッツのアナリストはリサーチノートで「新たに6つの新市場に進出することは想定以上にコストがかさむ可能性がある」と指摘した。

RBCキャピタル・マーケッツのアナリストもノートで、ネットフリックスの海外事業は今後数年、赤字を計上、もしくは「(事業)初期段階の利益率の水準」にとどまる公算が大きいとした。そのうえで、長期的には米国事業と同水準の利益率を達成するとの見通しを示した。

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