カワサキ「大人かっこいい」3輪車が爆売れの理由 発売日に完売「四輪車と二輪車のいいとこ取り」

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
発売日に即完売! “世界のカワサキ”が作った「三輪車」(写真:OCEANS編集部)
この記事の画像を見る(6枚)

“四輪車と二輪車のいいとこ取り”という個性で注目度を高めている三輪車……だが、「まぁ、ちょっと自分にはまだ縁遠いかな」なんて思っている人も多いだろう。

当記事は、『OCEANS』の提供記事です。元記事はこちら

しかし、つい先日発売された電動三輪車が発売初日に即完し、話題となっている。生産数が限られているとはいえ、どこの誰が作ったらそうなるんだ!? と驚くばかりだが、造り手の名前を聞けば納得するほかない。

自転車のような手軽さと車のような安定性を両立

100台限定で発売された電動三輪車。フル電動タイプ(普通免許要)と電動アシストタイプ(普通免許なし)の2種類をラインナップ。[左]「フル電動タイプ noslisu NA 01」32万円、「電動アシストタイプ noslisu NB-01」27万円/ノスリス(写真:OCEANS編集部)

手がけるのは、走行性能を重視した、武骨なデザインのオートバイクで人気に火が点き、かつては「男は黙ってカワサキ」とまで呼ばれたカワサキ(KAWASAKI)である。

社内公募の第1号として誕生した「ノスリス(noslisu)」は、自転車のような手軽さと、車のような安定性を両立したデザインが特徴だ。

プロジェクトリーダーの石井宏志さんは開発のきっかけについてこう語る。

「街で出会ったお年寄りから 『家族のところに駆けつけたいときに1人で気軽に乗れる乗り物がない』という話を聞いて、『誰でも手軽に安全に乗れるモビリティーがあれば』と考え、ノスリスの構想が生まれました」。

独自の機構で安全性をガッチリ確保(写真:OCEANS編集部)

安定性をガッチリ確保するために、後方二輪ではなく前方二輪の三輪構造を採用。右の写真のように、台の上に車輪を置いても重心がブレない、独自の機構が強みだ。

もちろん滑りやすい路面やデコボコの畦道(あぜみち)、急な横風が吹くというようなシーンでも、安定して走行できる。

次ページ街乗りにもなじむスタイリッシュなデザイン
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事