そんな状況下にあって、チャイナエアラインはお別れフライトの実行に漕ぎ着けた。台湾はよく知られているように、コロナ対策では最も優れた成果をあげており、今回のイベントでもソーシャルディスタンスを意識することなく「ほぼ空席なし」で実施できている。
さて、お別れフライトの当日。台北出発は午前11時半、帰着は午後5時前の予定だ。だが、チェックイン手続きは747型機にちなんで午前7時47分から開始した。航空需要がほぼ蒸発する中、空港の国際線ロビーはどこも閑散としているが、お別れフライトのカウンター周りには連休の混雑を思わせる賑わいとなった。
出発ゲート周辺はお祭りムード
出発時間より大幅に早い時間から手続きが行われたのには理由がある。同便の出発ゲート近くの待ち合いスペースを使って、さまざまな記念イベントが行われたためだ。
同便のパイロットとキャビンアテンダント全員並んでのフォトセッションに始まり、ジャンボ機導入以降に使われた歴代のユニフォームをまとったキャビンアテンダントによるショーを実施。乗客が機体と共に写り込むSNS用写真の撮影スポットが設けられたり、乗客による記念の書き込みができる横断幕が広げられたりと、出発までの時間はまさにお祭りムード一色となった。
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