相次ぐ出資や提携の狙いについて、小糸製作所の伊藤昌康・技術副本部長は「高精度なLiDARや全天候カメラの開発でレベル4以上の自動運転(いわゆる完全自動運転)に対応できるセンシングを可能としたい」と意気込む。
現在、自動運転で主に使われている種類のLiDARは1つ100万円以上する。だが小糸製作所が開発を進めるのは、それとは異なる方式でレーザーを照射するLiDARで、価格を10分の1以下に抑えたセンサーを2023年に発売する予定だという。
センサーはベンチャーと共同で開発し、センサーの製造は小糸製作所の国内工場で行う予定。センサーを内製化することでセンサーのみでの販売も行うことができ、ビジネスの幅も広がる。
道路周辺のインフラにも商機
他のランプメーカーや自動車部品メーカーにない小糸製作所の強みは、完成車向けに部品を供給するにとどまらないことだ。同社の子会社には信号機などを製造・販売している子会社・コイト電工があり、互いに協力しながら自動運転実現に不可欠な道路周辺のインフラにもビジネスチャンスを見出そうとしている。
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