日本とはケタ違い、米国「貨物列車」のスケール 風力発電の翼から航空機の胴体まで輸送する

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航空機の胴体を運ぶ貨物列車(写真:中村彰宏)

巨大貨物の輸送は、通常船舶によって行われる。アメリカ東部は、鉄道発達以前から五大湖を中心とした大河川利用の運河網が張り巡らされ、船舶が運航された。巨大貨物は艀(はしけ)により、これらの水路を利用して運搬されてきた。しかし、西部―中西部を結ぶ交通には南北にロッキー山脈が横たわり水路が発達せず、やむなく分割できる巨大貨物は陸送によって行われている。

化学工業用高圧反応塔や、電力用大型トランスなどの長大・重量貨物の輸送は古くから鉄道で行われていることもよく知られている。

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家屋を1棟丸ごと運ぶ

高速道路では、完成した家屋1棟をトレーラに載せ“OVER WIDE(側面がはみ出している)”と表示したプレートを付けた運搬トラックに出会うことがある。これらの家屋は、現地に完成している土台の上に載せ固定した後、電気・水道等のユーティリティを接続するだけで居住可能となる。

構造物の基礎部分を運ぶトレーラー(写真:中村彰宏)

道路輸送による巨大貨物の例として、アメリカ中西部から、西海岸のサンフランシスコに輸送される構造物の基礎部分を運ぶトレーラーの例を記しておく。

この基礎運搬車は、一般車両の交通を極力妨げないよう夜間に走行するための準備をしているときに撮影した。運転手によれば、幅が可搬寸法をオーバーしているため、トンネル部走行時はセンターラインよりに走行するとのこと。前後には“OVER SIZE(サイズがはみ出している)”の旗を立てた先導車が走る。

これからご紹介する鉄道による巨大貨物は、風力発電用のブレード(翼)、航空機の胴体とロケット部品である。

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