成毛眞「日本人よ、自分が生き残ることを考えよ」

「テクノロジーを学び投資すれば個人で稼げる」

HONZ代表の成毛眞さん(撮影:今 祥雄)
25日から東京など4都府県に緊急事態宣言が発令されるなど、依然先の見えないコロナ禍の日々が続いている。ゴールデンウイーク直前の『週刊東洋経済』4月26日発売号は、「『未来を知る』ための読書案内 ベストブック2021」を特集。有識者や経営者、書店員らから、さまざまなジャンルの本200冊を推薦してもらい、ランキングした。
その中で「未来予測本」部門で2位(書店員が選ぶ「未来予測本」1位)に入ったのが『2040年の未来予測』(日経BP刊)。著者でHONZ代表の成毛眞さんに、新型コロナによる日本経済への影響や20年後の日本と株価について語ってもらった。

「20年経てば状況が一変する」

――書名にある2040年を、未来のターゲットにした理由は。

3年先、5年先を予想するのは難しいが、20年経てば状況が一変する。米ダウ平均株価もこの150年間のうち20年で戻らなかった相場はない。株価は20年後には少なくとも2倍か3倍になっているはずだ。つまり、20年後の未来は、テクノロジーやネガティブ要因も含め、比較的読みやすい。天変地異だって今後20年間に起こる確率は相当に大きい。20年経てば、日本の人口動態も大きく変わってくる。もう一つは、「2040」という文字の座りの良さだ。「3」より「4」のほうがいい。

『週刊東洋経済』4月26日発売号の特集は「未来を知るための読書案内 ベストブック2021」です。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

――読者の反応はいかがですか。

ネガティブな内容が相当多かったのに、読者は意外とポジティブに受け止めていて、正直驚いた。読者からすると、ハッキリ言ってもらって良かったという開き直りの感じじゃないかな。あとは自らが、それらリスクにどう対処するかを思い描けばいい。

――コロナ危機は日本にどんな影響を及ぼすと思われますか。

GDP成長率の悪影響からすると、リーマンショックや東日本大震災と比べても全然大したことない。バブル崩壊なんてその後30年間しびれていたことを考えれば、比較にならない。確かに外食業界が厳しいといわれるが、この時期に出店攻勢をかける外食チェーンもある。結局はダメな企業が潰れる。日本はすぐに助成金などでゾンビ企業を温存させてしまうが、ここでしっかりと淘汰できるかどうかが重要だ。

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