アウディA3全面改良!形以上に変わった中身 サスティナブル時代に向けた小さな高級車の形

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見た目、座り心地ともリサイクル素材を感じさせる部分はなく、従来のテキスタイル地と同等の品質が確保されているという。

使われる素材は、1.5 L容量のペットボトル換算で、1台あたり最大45本分。さらにフロアカーペットなどにも、ペットボトル62本分の原料がリサイクル利用されているほか、インテリア以外にも断熱材や吸収材、ラゲッジルームのサイドパネルやフロアなどにも、リサイクル原料が使われる。

リサイクル素材から作られたシート(写真:Audi Japan)

またノアック氏は、「2020年9月に『e-tron スポーツバック』を発表した際に初採用されたアルミニウムのクローズドループは、プレス工場から出る破材をサプライヤーに戻し、リサイクルしてシートメタルの一部に利用することで、最初からアルミニウムを製造する際と比較して、電力消費を95%削減することが可能となりました」と説明した。このリサイクルアルミニウムは、新型A3のボンネットにも使用されている。

また、「循環システムを構築し、原料を再利用すること、新しい原料やエネルギー消費を削減することは、サスティナブルな未来には欠かせない、アウディにとって重要な要素である」とし、アウディは生産する車両のリサイクル素材の割合を今後数年間で大幅に増加させる方針だとしている。

スポーティなSモデルの内容は?

スポーティなクルマが好きな人なら、SモデルとなるS3 スポーツバック/セダンの方が気になるだろう。

ボンネットの先端に見えるスリット型のエアインテークは、往年のアウディ「クワトロ」を彷彿させるモチーフ。

「A3」よりもアグレッシブな「S3」のフロントまわり(写真:Audi)

さらにハニカムパターンのシングルフレームグリルや大型のエアインテークが採用されたフロントバンパー、専用デザインのリヤディフューザー、左右4本出しのテールパイプなどにより、A3よりもひときわ迫力あるスタイリングとされた。

インテリアは黒を基調にしたスポーツシートが採用されるなど、プレミアムスポーツの雰囲気を強調。12.3インチの「バーチャルコックピットプラス」が標準装備なる点も、A3とは違うところだ。

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