アウディA3全面改良!形以上に変わった中身 サスティナブル時代に向けた小さな高級車の形
トランスミッションは両エンジンともに高効率かつ素早い変速を可能とする、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の7速「Sトロニック」が搭載される。
サスペンションは、30 TFSI/40 TFSIともフロントはマクファーソンストラット式と共通ながら、リアは30 TFSIがトーションビーム式、40 TFSIはウィッシュボーン式だ。
安全技術とアシスタンスシステムは、従来のアダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合した、「アダプティブクルーズアシスト」をオプションで設定。前走車への追従機能に加え、車線からのはみ出しを自動で修正してくれる車線維持機能も追加された。
デジタル化が進む運転席まわり
インテリアは、センターコンソールを運転席側に向けたドライバーオリエンテッドなコックピットデザインとなった。
また、コンパクトな新形状のシフトスイッチが新採用され、空間に広がりが与えられると同時にリリースボタンが廃されたことで、前後への単純な動作でのシフト操作が可能となったという。これは、先に発表された「ゴルフ8」と共通の仕組みだ。
メーターパネルには 10.25インチの高解像度液晶ディスプレイを用いた「アウディバーチャルコックピット」を引き続きオプションで設定。インフォテイメントには、最新の10.1インチのタッチスクリーン式「MIB3」MMIナビゲーションシステムとワイヤレス充電機能付きスマートフォンインターフェースが搭載されたが、これらはすべて上位セグメントから受け継いだ機能となる。
現代では欠かせないサスティナブルへの取り組みについて、ノアック氏は「ここ10年で、社会全体のサスティナビリティに対する考え方は劇的に変わりました。今の時代、プレミアムカーメーカーは、リサイクルした漁網やペットボトルから作られた素材を採用するようになっており、このことは、非常に重要視されています」と説明。
その一環として、S lineのシートにはリサイクルペットボトルを原料とした素材が採用された。
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