「自己肯定感が低い人」が見落としている視点 等身大の自分で力を発揮するために必要なこと

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いつも途中でダメになる自分。長続きしない自分。ちょっと運が悪い自分。

そうして繰り返される失敗のパターンには、偏った過去の記憶から作られた自分像が影響している場合が多いのです。それは非常に強固なイメージで、仕事やお金、恋人など自分の外側にどんな付加価値をつけたところでなかなか書き換えることはできません。

でも私たちは、その強固な自分像を書き換えられる唯一のカギを、もともと自分の中に持っています。そのカギこそ、心に置き去りにされ蓄積された「未処理の感情」です。

本当はイヤだったけれど誰かの期待に応えるべく何かを我慢したり、場の空気を乱したくなくて本音を隠したり、そうやって心に生まれた感情を「なかったこと」にしてしまう場面は、誰の人生にだって当たり前に巡ってきます。

しかし、一度生まれた感情は当人が見て見ぬフリをしたからといって、都合よく消えてしまうわけではありません。心の中に押し込んで無理やりフタをしているようなもので、容量をオーバーすれば当然ながらあふれてしまったり、爆発を起こしたりするのです。

つまり未処理の感情が心に積もり積もったとき、私たちの現実にはさまざまな不具合が起こり始めます。

見て見ぬフリをした本音(=未処理の感情)を意識するだけで、人の可能性は広がる

未処理の感情は、いらないものでもなければ、悪いものでもありません。

湧いてきた感情をとっさに押し殺してしまったのは、ほかならぬ自分です。それもそのときの自分なりのベストな判断だったはずで、その判断を悔いることにはあまり意味がないのです。

大事なのは、見て見ぬフリしてしまった未処理の感情をどう処理するか。

とくに日本人は社会生活を営む中で、周りの人の心を推し量るばかりに、多くの本音や感情を隠してしまう傾向があります。感情を抱かないことに慣れすぎて、自分が本当はどう感じていたのか、どうしたかったのかがわからなくなっていることも珍しくありません。

でも、未処理の感情はあなたがちゃんと「感じれば」、自然に消えていくという性質を持っています。「悲しかった」「イヤだった」「愛されたかった」……どんな感情だってそのメカニズムは同じ。

そして未処理の感情は、あなたに発見され「感じて」もらった瞬間に、あなたの可能性を拡大する魔法のカギに早変わりします。

「ありたい」自分で人生を再スタートさせ、本来の力を存分に発揮することができるようになるのです。

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アルファポリスビジネス編集部

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