「雇用に不安を感じる人」が陥る間違った発想法

生き残れない総合職と専門職、目指すは「T型」

先の見えない不安定な世の中を生き抜くために、今後目指すべき人材像を解説していく(写真:anyaberkut/iStock) 
人事コンサルタントとして、1万人以上のビジネスパーソンの昇格面接や管理職研修を行い、300社以上の企業の評価・給与・育成などの人事全般に携わってきた西尾太氏による連載。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

今後目指すべきは「T型人材」

世の中の先行きが見えません。雇用に不安を感じている人は、6割を超えているといいます。私たちは、今後どのような働き方を目指せばいいのでしょうか?

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

これまで日本で求められてきた人材像は、大きく分けると2つとされてきました。ゼネラリスト「一(いちのじ)型人材」と、スペシャリスト「I(アイ)型人材」です。

ゼネラリストとは、ビジネスにおける幅広い知識やスキル、経験を有する人材。どんな部署でも活躍できる総合職、いわゆる「何でも屋さん」です。

スペシャリストとは、特定領域に特化した知識やスキル、経験を有する専門職。一芸に秀でた「○○屋さん」といえる働き方です。

しかし、このどちらか一方だけでは生き抜いていくのは難しい時代になってきました。

ゼネラリストに強く求められるのはマネジメント力ですが、それだけでは他者との差別化はできません。出世を目指すにしても、転職もしくは独立・起業を目指すにしても、何らかの「強み」を明確にすることが必要です。

スペシャリストにしても、「それしかできない」という状態は危険です。組織の中で、自身の専門性につねにニーズがあるとは限りません。独立・起業をする場合も、そのスペシャリティー以外に、営業や経理などのスキルが必要になります。

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