DXなしにこの先はない
――コロナ禍で社長という重責を引き継ぐことになりました。
経営を任されるということを澤田前社長に言われた時に、2人で話をした。「何も起こらない経営なんてない。社長就任と同時に何かが起こるのか、それとも後から起こるのか、という違いだけだ」という話をした。
さまざまな方にこのタイミングでの社長就任を心配されるが、こんなチャンスはない。どん底からどれくらいあがるか、意識を1つにしていくことができる。私は3年前から社内のデジタル化を推進する先端技術戦略室の統括として改革を進めてきたが、(花王の)デジタルトランスフォーメーション(DX)は遅れていた。今までのDXが遅れた状態でも、業績が堅調に推移してきたからだ。
コロナ禍によって変化を受け入れる心構えができたと思っている。DXなしにこの先の事業はないとすべての社員がわかっている。
――花王は具体的に、どんな形でデジタル化に取り組んでいるのですか。
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