K-POPガールズグループとして史上初の出場
K-POPが今、なぜこれほど人気なのでしょうか。日本では第4次韓流ブームと言われ、世界的にも注目を集めています。そんな興味関心が高まるK-POP躍進の裏側をうかがい知ることができるのがNetflixのオリジナルドキュメンタリー映画『BLACKPINK ~ライトアップ・ザ・スカイ~』です。
密着したのは韓国三大芸能事務所の1つ、YGエンターテインメント所属のJISOO(ジス)、JENNIE(ジェニー)、ROSÉ(ロゼ)、LISA(リサ)からなる4人組のガールズグループBLACKPINK。
2020年10月2日にリリースされた初のフルアルバム「THE ALBUM」は米ビルボードのメインアルバムチャートで初登場2位を記録するなど、これまでK-POPガールズグループとして歴代最高のヒット記録を塗り替え続けています。所属元が時価総額1兆円上場で話題になった男性ヒップホップグループBTSと並んで、世界進出に成功するK-POP二大勢力と言われる立ち位置にもあります。例えBLACKPINKのファンでなくとも、勢いのあるK-POP産業の今の空気感を捉えるには持って来いの作品なのです。
序盤戦で伝わってくるのはBLACKPINKひいてはK-POPの強み。世界的トップアーティストのセレーナ・ゴメスやラッパー界の女王カーディ・Bとの共作は話題性だけでなく、欧米のマーケットに受け入れられるスタイルを確立させていることをまざまざと見せつけてきます。
時代のニーズに合わせて変化させるのが得意な韓国エンターテインメントの特徴を掴んでいた場面もあり、それは「K-POPって何?」の問いにBLACKPINKのプロデューサーで自身も過去にアイドル活動していたTEDDY PARK(テディ・パーク)が答えたときでした。「僕たちが韓国人だからK-POPと呼ばれるのか?韓国語で歌っているだけでしょ」。人種や文化、言語の違いを受け入れる今のマーケットにしっかり落とし込んでいるからこそ言える言葉です。
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