ミネベア、わが世の春を引き寄せた2枚看板 ベアリングが好調、牽引役はそれ以外にも
ベアリング大手のミネベアの成長ぶりが目覚ましい。5月9日に発表した2014年3月期決算は、売上高が過去最高の3715億円、営業利益は前期比3.2倍の321億円だった。
ベアリングは「産業のコメ」とも呼ばれる部品で、自動車や航空機、家電製品の回転部分に組み込まれ、動きを滑らかにする。同社の主力品はミニチュアボールベアリングで、自動車の電装品やOA機器に多く使われている。中でも好調なのが自動車向けだ。
高級車は使用数が倍以上
「われわれのサイズのベアリングは、一般的な国産車であれば1台当たり20個。だが、ドイツの高級車だとそれが45個になる」。ミネベアの貝沼由久社長はこう話す。
近年、メルセデス・ベンツやBMW、アウディといったドイツの高級車は販売が好調だ。自動車の電動化や小型化という流れは加速している。また、乗り心地や駆動性を追求すれば、モーターなどに組み込まれる形でミニチュアベアリングのニーズも増える。
ミネベアの自動車向けベアリングの販売数量は、13年で約4億個と、10年間で2倍以上に拡大した。ベアリングが過半を占める機械加工品事業の営業利益率は直近で約24%。収益性は業界でも群を抜く。それだけに、数量増による利益貢献度が高い。また、自動車向けに個数を伸ばせたのは、世界最大の自動車部品メーカー、独ボッシュとの20年以上に及ぶ取引関係を持っていることも大きい。
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