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貧乏東大生が見た「金持ち東大生」との残酷格差 「学生身分でベンツ乗り回す女子生徒がいた」

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「教科書なんてろくに買えないよね。図書館にあるにはあるけど、借りてずっと手元にはおいておけないし、読みたいときにすぐには読めない。勉強をするためのハードルの高さがちがうんだよ。こちらは目先の金に時間をとられてばかりでさ。やる気さえあれば何事だって成せるのかもしれないけど、けっこうなやる気が必要となる時点でハンディがあるよね」

たしかに、実家が太い人は高い学術書を買うためにアルバイトをする必要などないから、学生の本分である勉学に集中しやすいだろう。僕の同級生にも相続した不動産の家賃収入で、なに不自由ない学生生活を送っている人がいたが、高い専門書の数々を定価で思うがままに購入する彼をうらやましく思ったものだ。

卒業が近づくにつれ感じる「格差」

文学部に進学して卒業研究をはじめる時期になると、宮須さんは周囲の人たちとの格差をさらに実感するようになったという。

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「自分は学費と生活費を稼ぐためにバイト漬けの日々を送っているところを、まわりは親からの仕送りでなんのちゅうちょもなく、海外旅行、語学留学、ゼミ旅行なんかに行けるんだよね。ゼミ旅行には俺も誘われたんだけど、旅費が払えないから断るしかなかった。まぁ、やっぱり惨めだったよ。同級生たちは卒業論文を書くための実地調査にも頻繁に行っていたけど、俺はバイトに出なくちゃならなくてとても行けなかった。東大の図書館で文献をあさればいいテーマを選んで、それで卒論は書いたけどさ」

世の中のすべてが金ではないが、世の中の非常に多くのことが金で解決するのは事実である。勉強をするための道具も、研究論文を書くために必要なデータも、金を使えばよりいいものを楽に手にいれることができる。

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