マルチタスクができる人ほど仕事ができない訳 集中力を途切れさせないためのカギは時間管理

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複数の仕事を1人でこなさなければならない場合、どうすればいいでしょうか? できる人が実践している時間管理術を紹介(写真:Elnur/PIXTA)
1500人規模の上場企業で、売り込まずに商品を販売する独自メソッドを確立させ、143日間連続で契約を受注した」経験を持つ、営業コーチング・マーケティングコンサルタントの中尾隼人氏による連載『年収1000万円を実現する“ひとり起業術”』。エンターテインメントコンテンツのポータルサイトアルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

起業すると、基本的に最初は何でも自分1人でこなさないといけない。だから、雑務も含めて尋常じゃないタスクを日々こなしていく必要があります。

「あっ、メール来たから返信しなきゃ(汗)」
「うぉ、そう言えば○○の案件進めなきゃいけなかったんだー」
「やばっ! このままだと□□が締め切りまでに間に合わない~(泣)」

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

こんな感じで、次から次へと現れるタスクをこなすので必死。

だから自然と複数のタスクを同時にこなしていく「マルチタスク」の能力が磨かれていきます(苦笑)。これって起業家あるあるですよね。

今回はこのマルチタスクが及ぼす“悪影響”の話。

え? マルチタスクができる人ほど「仕事ができる人」なんじゃないの?」って思いませんか? いやいや、その逆です。実はひとり起業家でマルチタスクの毎日を送っている人ほど、事業に失敗してドロップアウトしています。

マルチタスクを極めるなんて、僕は絶対おすすめしません! これからその3つの理由と解決策についてお話していきます。

マルチタスクが事業を失敗させる3つの理由

最初に共有しておきたいのが「時間」というキーワードについて。起業家に限ったことではないですが、サラリーマンやOL、学生であっても、僕たちが生きていく中で「時間」の有効活用こそが成功へのカギといっても言いすぎじゃありません。

でも、すべてを同時にこなそうとするマルチタスクは、一見すると時間を短縮するテクニックのように見えますが、本当は違います。何が違うのかというと……。

次ページその3つの理由とは?
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