「プリズンエスケープ」に見る差別政策との戦い アパルトヘイトに反対する白人運動家がいた

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9月18日より公開予定の映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』は、南アフリカ出身の元政治運動家ティム・ジェンキンの自伝を基に制作されたサスペンス作品だ(東洋経済オンライン読者向け「オンライン試写会」への応募はこちら)  ©2019 ESCAPE FP HOLDINGS PTY LTD, ESCAPE FROM PRETORIA LIMITED AND MEP CAPITAL, LP

1970年代、少数の白人が、非白人層を差別・隔離・支配するというアパルトヘイト(人種隔離政策)下にあった南アフリカ。政治犯として刑務所に収監された男たちは、差別に対する抵抗を表明するため、前代未聞の脱獄計画に挑んだ――。

9月18日より公開予定となる映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』は、南アフリカ出身の元政治運動家ティム・ジェンキンの自伝『脱獄』(同時代社刊)を基に制作されたサスペンスだ。映画版『ハリー・ポッター』シリーズの主人公として世界的人気を誇る俳優ダニエル・ラドクリフが、抑圧された状況の中で脱獄に執念を燃やす囚人という難役に挑み、新境地を見せている。

「ハリー・ポッター」のD.ラドクリフが主演

ティム・ジェンキンは、大学でスティーブン・リーと出会い、今まで疑ってこなかったアパルトヘイト政策の真実を知り、ネルソン・マンデラ率いる反アパルトヘイト組織「アフリカ民族会議(ANC)」に参加する。

9月9日(水)~11日(金)に独占オンライン試写会を実施します(上記バナーをクリックすると応募画面にジャンプします)

本作の映画冒頭では、自ら設計した起爆装置を使い、反アパルトヘイトを訴えるチラシを街中に散布していたところを警察に見つかったティムとスティーブンが、テロリストとして逮捕されるシーンが描かれている。

その後行われた裁判により、ティムには12年、スティーブンには8年の刑が宣告され、2人は白人の政治犯が集まるヨハネスブルク北部のプレトリア刑務所に投獄される。だが、白人でありながら反アパルトヘイト活動を行うティムたちに、看守たちの視線は冷たく、看守長からは「国と白人を裏切った“白人のマンデラ”」とさげすまれる始末。あらためて「ここで刑期を全うする気はない」と感じたティムたちは、脱獄を決意する。

刑務所には、ANCのメンバーで、マンデラと一緒に終身刑の判決を受けた政治犯の長老デニス・ゴールドバーグも収監されていた。ティムは、デニスに脱獄の協力を求めようとするも、厳重な設備を持つ刑務所からの脱獄は非常に困難であるということ、そして「われわれは犯罪者とは違う“良心の囚人”だ」という思いもあって、首を縦に振ろうとはしなかった。

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