米Tモバイルが競合他社大きく引き離す、契約者数240万人純増 値引きが奏功、顧客純増

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 5月1日、米Tモバイルが発表した第1・四半期決算は47%の増収となった。写真はロサンゼルスの同社店舗前で2011年8月撮影(2014年 ロイター/Fred Prouser)

[1日 ロイター] - 米携帯電話4位のTモバイルUS<TMUS.N>は、積極的な値引きが奏功し、第1・四半期の契約者数が予想を上回り急増、競合大手3社を合わせた契約者数を上回ったと発表した。

株価は一時8.3%上昇した。

第1・四半期の契約者数は240万人の純増と、予想の93万2000人を大きく上回り、同社としては過去最多を記録した。

同期の売上高も68億8000万ドルと、前年同期比47%増加した。ただ、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の69億2000万ドルは下回った。

反面、損益は1億5100万ドル(1株当たり0.19ドル)の損失となり、前年同期の利益1億0700万ドル(同0.20ドル)から赤字に転落した。

利払い・税・償却前利益(EBITDA)は前四半期比12.2%減の11億ドル。契約者の急増を受け追加コストが発生したことが響いた。

TモバイルUSは今年、一定期間の契約の廃止や分割払いの導入など、一連の販売促進策を打ち出した。

契約者数は、通常契約(プリペイド除く)が130万人、プリペイド契約は46万5000人それぞれ純増した。

他社への乗り換え率(プリペイド除く)は1.5%と、前四半期から20ベーシスポイント(bp)、前年同期から40bpそれぞれ低下した。

*内容を追加して再送します。

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