言い負かされる人と言い返せる人の決定的な差 ありえない一言を放たれたときの賢い対処法
◎イヤミな一言には「無邪気に」切り返す
「きみってよく、カメみたいだって言われない?」
こんなふうに、ちょっとイラっと来る皮肉を言われました。
さてこんなとき、どうするのがいちばんでしょうか?
① 無言のまま、反論しない
② 「人のこと言えるんですか?」
③「どういう意味でしょうか?」
このような「皮肉っぽい悪口」を言ってくる人は多いもの。さすがにハッキリ言うのは、カドが立つと思っているのでしょう。そのために「カメみたい」などとあえてボカしてくるわけです。
言われたほうは、「どういう意味だろう。まさか…!?」というように、自分で考えることになります。これを「自己説得効果」といいます。自分で考えて答えを出すことで、ハッキリ悪口を言われるより、ずっと強く心に響いてしまうのです。
「どういう意味でしょうか?」が効く
ですから、①の無言のまま、反論しないというのはいちばんよくありません。その言葉を何度も心の中で反芻することになってしまいます。
だからといって、②のように売り言葉に買い言葉で反撃するのも、いい答えではありません。後悔する可能性だってあるでしょう。
正解は③の「どういう意味でしょうか?」。
こう聞かれたら、悪口を言った相手は発言した手前、それを説明しなくてはならなくなります。何かを分かりやすく説明するというのは、かなり大変なこと。それだけでも、相手の気勢は削がれます。
さらに当然ですが、説明すると「ハッキリとした悪口」になってしまいます。それを言う勇気がないからこそボカしているわけで、「いや、もう、いいよ…」と及び腰になるはず。そして、その後に同じことを繰り返す可能性は少なくなるでしょう。
たまに、「そういう意味だよ」「自分で考えれば?」などと言う人もいますが、その場合はもう一度、「ごめんなさい。だから、分からないので、教えてください」と言えばいいでしょう。
これは、セクハラ発言の場合でも使えます。
「○○くん、最近、夜の調子ってどうなの?」
これに対して、「え、どういう意味ですか?」と聞かれて、ハッキリ言える人はいないでしょう。相手は「これは、怒っている…!」と気がつくはずです。
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