ニッセン、フランフランがセブンを選んだワケ セブン&アイの傘の下に入る旨みとは?

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セブン&アイが立て続けに買収・出資を発表。グループ化される側の利点とは?

セブン&アイ・ホールディングスが総力を挙げて取り組む「オムニチャネル戦略」。ネット通販や実店舗などあらゆる販路を組み合わせ、いつでもどこでも欲しいものが買えるようにするものだ。昨年12月には、戦略の迅速な実現を目指し、通販大手のニッセンホールディングス(HD)など計4社の買収や出資を相次いで発表した。

ただし、これまでセブン側のメリットは語られても、買収・出資された側の目的はあまり注目されてこなかった。セブンという“傘”の下に入るメリットは何だったのか。

1日に1800万人がレジを通る

「いろいろな提携先を模索したが、セブン以上の企業はなかった」。セブングループが133億円で約51%の株を取得し子会社化したニッセンHDの脇田珠樹・経営企画本部長はそう打ち明ける。同社は数年にわたってパートナーを探しており、専門店や商社などが候補に挙がってきた。

しかし、圧倒的な顧客数を誇るセブンに勝る相手はいなかった。「セブングループでは1日に1800万人もの人がレジを通る。そのほんの一部がニッセンに振り向いてくれるだけで、大きなメリットになる」(同)。

ニッセンの会員数は、カタログとネットの双方含めて3160万人(13年末時点)。だが、実際に注文をした顧客数は1年間でのべ460万人ほどしかいなかった。利用者は減り続けており、2013年度は33億円の営業赤字(12年度は6億円の営業黒字)に転落した。今後はカタログ発行回数の増加などで、15年度には黒字転換を見込んでいる。

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