ミルクボーイ2人が明かす、「新幹線漫才」ウラ話 「うちのオカンがね…」「新幹線やないかい」
そして、収録当日。スタジオに現れた内海さんはオレンジ色のネクタイを着けていた。オレンジはJR東海のコーポレートカラーでもある。ひょっとしたらミルクボーイの2人がさりげなく気を遣ったのかと思ったが、「おふたりがJR東海のコーポレートカラーを知っているという情報はどうもないようです」(辻原さん)。もともと内海さんはオレンジのネクタイで本番に挑むことが多く、ネクタイの色は偶然だったようだ。
完成した動画の所要時間は約6分。コーンフレークのネタは約4分だったので、それよりずっと長い。N700Sに関するさまざまな情報を盛り込んだ結果なのだが、辻原さんと安田さんも「まさかこんなに長いとは思わなかった」と驚いたほど。その間、「東海道新幹線」「N700S」といったフレーズが連呼される。
動画の内容はネタばれになってしまうためここで詳細は明かせないが、新作漫才として存分に楽しめる。もちろんキャンペーン動画である以上、N700Sに関する情報がふんだんに詰まっており、見終えるとN700Sの特徴がすんなりと頭に入る。駒場さんは、「新型車両のデビューに少しでも携わらせてもらえてめちゃくちゃうれしかったですし光栄でした」とした上で、「おかんが忘れてくれてよかったです」とコメントしている。M-1グランプリ優勝時のコメントを思い出させる、「おかん」への感謝の言葉だ。
ミルクボーイ、新幹線を語る
昨年まで関西を中心に活躍していたミルクボーイは、M-1グランプリ優勝をきっかけに東京の番組にも頻繁に出演するようになった。新大阪―東京間の利用は東海道新幹線だ。内海さんと駒場さんの2人は東海道新幹線の移動についてどう感じているのだろうか。この点について2人に質問したところ、以下の回答が寄せられた。
内海さんは「M-1前まで大阪から東京に行くときはずっと夜行バスで行っていたので、毎回幸せを感じております」と、コメントしている。夜行バスは新幹線に比べれば安価だが、翌日の仕事がきついこともある。売れっ子になる前の苦労がしのばれるコメントだ。
7月2日、内海さんは自身のツイッターで「N700Sにたまたま乗れました」とツイートした。内海さんと駒場さんの後ろにあるホームドアには「9号車」という表示がある。東海道新幹線で9号車といえばグリーン車。売れっ子芸能人ならグリーン車の移動は当たり前だろうが、ほんの少し前まで夜行バスで移動していたことを考えれば感無量だろう。
駒場さんは、「仕事で大阪から東京へ行くときの2時間半は、緊張感を高めてくれて、仕事を終えて東京から大阪へ帰るときの2時間半は、ゆっくり癒やしてくれる、どちらも必要な時間です」と、コメントしている。多くのビジネスパーソンがうなずくのが目に浮かぶ。
最後に、東海道新幹線をさらに快適にするための要望はあるかと質問してみたら、内海さんから「コンセントが全席についた今、もう何もありません」という回答が返ってきた。ミルクボーイの2人もコンセント問題には悩まされてきたようだ。
N700Sは7月1日から運行開始したが、すべての列車がN700Sになったわけではなく、当面はごく一部にすぎない。確実にN700Sに乗るためには、「東海道新幹線の運行情報を案内する公式ツイッターで翌日のN700Sの運行情報が発表されます」と、辻原さん。「ミルクボーイの漫才を楽しんでいただくとともに、N700Sにご乗車の機会があれば乗り心地や快適さをぜひ体感してください」。
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