”らしくない”ことはハンデではない!
組織でやっていくなら、その規格に合わせなければいけないところは確かにある。しかしすべて合わせなければと過剰に思い込む必要はない。むしろ規格にはまらないエッジを残すのも大切だ。どこか「変わり者」の部分を残し、「あいつはそういうやつだから」と言われるキャラクターになることで、一定の自由を確保できたりする。
もちろん、単なる「変わり者」では誰も認めてくれない。規格を外れるなら、別の部分でリカバリーすることで、プラス・マイナスの収支をプラスにしておく必要がある。何かを「やらない」と選択するなら、ほかで抜きんでた業績を上げてこその「変わり者」なのだ。もちろん、社会人として最低限の常識に当たる部分は、いくら苦手でも切り捨ててはいけない。
「変わり者」は組織に向かないと思われている。でも、僕はむしろ逆だと思う。僕には人並みにできないことや苦手なことがたくさんある。だが、自分にAができないならAが得意な人に任せて、そのぶん自分はBを補えばいい。
一人でやっていくならAもBもある程度できなければならないが、オールマイティでなくても大丈夫なのがサラリーマンのいいところだ。それぞれの得意技を組み合わせることにこそ会社の意味がある。そういう意味では、ある業種やある会社の人らしくないことはハンデではないし、ほかと毛色が違うからこそ、組織の中で独自の立ち位置を見つけることができるのだ。
構成:宮崎智之
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