キャデラックXT6の何とも「アメリカン」な魅力 大らかな味わいなのに実は先進的な大型SUV

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メーカーが、この道なら手放しで走っても大丈夫だろうか、とすべて事前に調査してオーケイを出した道だったら、ステアリングホイールから手を離したまま、どこまでも走れるシステムが搭載されているんです。

4種類のドライブモード(ツーリング、AWD 、スポーツ、オフロード)が選択できる(写真:LEON編集部)

日本ではあいにく衛星システムが使えないため、残念ながら、同じようにはいきません。でもきっちり新しくて、ゼンリンの市街図とオンラインVICSのデータを組み合わせた、クラウドのマップを使ったナビゲーションシステム搭載です。

クルマにマップがインストールされていないため、アップデートの必要もなく軽く動くのが、セリングポイント。カーナビの地図データが新しいの古いの、なんて言っている時代は過去のもの、ということです。

画質もよくなったリアカメラミラー

電子技術といえば、キャデラックが2015年発表のセダン、CT6で早々と実用化したリアカメラミラーも、これ、便利です。画像のクオリティも上がっています。

カメラは外に向かって付いているわけですから、後席に何人座ろうが、何を積もうが、後方視界がまったく影響されないのが大きな利点であります。それに室内の物理的な鏡面ミラーより映し出される範囲が広いし、夜間見やすいので、たいへんありがたい装備です。

CT6日本仕様につづいて「DR(自律航法)マップマッチング対応クラウドストリーミングナビ」標準装備(写真:LEON編集部)

ドイツや日本のSUVの次を探しているおやじさんには、こういうわけで、XT6に乗って頂きたいと思うわけです。雰囲気あるクルマなので、選んだひとのポリシーを感じさせるのも、評価したいポイントなのですよ。

価格は870万円。オプションはペイントだけ、というのがキャデラックのマーケティングです。カメラ、グラスルーフ、BOSEの「Performance Series」サラウンドサウンド 14スピーカーシステム、「DR(自律航法)マップマッチング対応クラウドストリーミングナビ」、20インチホイールなど、ほぼすべてが標準装備。

一見安いと思っても、ほとんどの装備がオプションで、結局予想以上に高くなってしまった。そういうことがないように、というのが、キャデラックを輸入している日本ゼネラルモーターズのポリシーなのですね。これも評価したいポイントです。

(文:小川フミオ / ライフスタイルジャーナリスト)

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