キャデラックXT6の何とも「アメリカン」な魅力 大らかな味わいなのに実は先進的な大型SUV

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もうひとつ、大事なのは、安心して、信頼して乗っていられるか、ということです。XT6のびしっとした剛性感の高い車体には、ユーザーの期待をしっかと受け止める能力が感じられるんです。

アダプティブクルーズコントロール、前後歩行者対応オートマチックブレーキ、レーンキープアシストなど安全装備も豊富(写真:LEON編集部)

室内は雰囲気よくデザインされています。キャデラックのプレミアムセダン、ダッシュボードはCT6などにも通じるテーマでまとめられています。ダッシュボード、ドアトリム、すべてが立体的な造型で、有機的につながっていているんです。

試乗したクルマはベージュのレザーをシートに張った内装で、日本車にはない色彩感覚が新鮮ではないですか。ダッシュボード中央部に左右線対称に木目が展開するウッドパネルが張られているのも目をひきます。

キャデラックでは、ホンモノに見える、ではなく、ホンモノを使う、ということを素材選びのポリシーにしていると説明しています。トゥルートゥマテリアルという、クルマの内装デザインの考え方が採用されているのですね。

レザー、クロームの金属パーツ、数種類のレザーといった素材が、ほかに類のない世界観を実現しています。シート背もたれの模様はキャデラックの「クレスト」というエンブレムの輪郭をモチーフに。各部に凝っているのも、オーナーには嬉しい点であります。

3列および2列目シートのバックレストを倒せるので荷室容量は大きい(写真:LEON編集部)

第2列のシートは、先に触れたように、キャプテンシート。これ、ぜいたくな気分でいいですよね。後席に大事な人を乗せるときは、かなりいい感じのおもてなしになること間違いなし。

そして第3列にもちゃんとシートが。爪先が前の席の下に入らないので、おとなには脚まわりがすこし窮屈かもしれません。でもそんなに長い時間でなければ、充分乗っていられます。

そしてこの第3列のシートを使っている状態でも、荷室容量は357リッターが確保されているから大したもの。キャリーオンなら2つ楽々積めます。ゴルフに行こうよって誘うときは、第3列のシートを折り畳めば荷室広大です。4人で楽々なのですよ。

6名乗車。荷室容量は357リッターが確保されている(写真:LEON編集部)

実は非常に先進的な技術が搭載されています

キャデラックは、コネクティビティに代表される先進技術採用にかけては進取の気性に富んでいます。米国では、衛星通信システムと三次元のロードマップを組み合わせたナビゲーションと自動操舵システムが実現化されているんです。

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