キャデラックXT6の何とも「アメリカン」な魅力

大らかな味わいなのに実は先進的な大型SUV

それでいて、フロントマスクといい、リアのコンビネーションランプといい、しっかりキャデラックファミリーであることをアピール。とりわけフロントマスクは、縦型のLEDによるシグネチャーランプと、幅の狭いヘッドランプのケースとで、ちゃんと”ひと味違う”ってアピールが効いているではありませんか。

ドライバーズシートは目線も高いし居心地がいい(写真:LEON編集部)

運転してみて、まず感じるのは、意外なほど足回りがしっかりしていることです。カーブでは、車体のノーズの沈みこみを適度なところで抑えているんです。大きな車体だけれど、カーブが連続する道だって、くいくいいけちゃいます。

考えてみたら、米国にだって、カーブの多い道あるんですよね。有名なところではロサンジェルス近郊のマローランド(マルホランド)ドライブ。あんな道もOKでしょう。

3649ccV型6気筒エンジンは、最高出力231kW(314ps)と最大トルク368Nmを発生。四輪を駆動します。小さくないボディですが、充分なパワーで、出足もいいし、追い越し加速もかったるさは一切ありません。

独特の形状のリアコンビネーションランプでキャデラックとわかる(写真:LEON編集部)

アクセルペダルの踏み込みに対する加速のよさと、鈍くない操舵(ステアリングホイール操作)感覚が、うまくマッチしているのですね。そして、どことなく、車体の動きが鷹揚。ふわんっと路面の凹凸をこなすので、運転が好きなおやじさんだったら”いいねえ”と思うこと、まず間違いなし。

最近SUVの世界ではクロスオーバーというジャンルが出てきて、セダンのような操縦感覚をウリにしているモデルもあります。

最高出力231kW(314ps)@6700rpm、最大トルク368Nm@5000rpmとV6エンジンは高回転型(写真:LEON編集部)

それはそれでいいのですが、XT6の、セダンともクロカン(クロスカントリー)型4WD車とも違う、この独特の”味”は貴重です。

変速機は9段オートマチックです。7速でようやく直結なので、低めのギアを使ってパワーを引き出すのが得意です。とくにドライブモードセレクターで「スポーツ」をセレクトすると、アクセルペダルへの反応が速いトルクバンドをしっかりキープしてくれます。

快適なキャビンはロングドライブにぴったり

米国にはカーブもあるし、一方で、長い長いまっすぐな道もあります。そこをXT6に乗って走っていったりするのでしょう。そういうときに疲れないのは重要な性能のひとつなんですね。

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