43歳で肌をキレイに保つ人が決してやらない事 毎日顔を"ゴシゴシ"洗っていませんか?

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肌のコンプレックスを解消したくて、高価な化粧品をそろえ、あらゆる手段を試してきた私が、唯一見直していなかったのが、洗顔とクレンジングという「落とす」工程。ハッとしました。「このゴシゴシこする洗い方や熱いシャワーの刺激が肌を傷めている?」。

すぐさま、習慣となっていた3つの洗いグセを改めました。「洗浄力の高いオイルクレンジングをやめ、肌によりマイルドなミルククレンジングに変える(ファンデーションも落ちにくいものは使わない)」「熱いシャワーで流すのをやめ、冷たくない程度の水をすくって肌にあてるだけにする」「クレンジングはゆっくりやさしくなじませる、洗顔はたっぷりの泡をクッションにして肌を押すように洗う」を実践しました。

すると、肌がみるみるキレイになっていくのを実感。こうして、私が提唱する「摩擦ゼロ洗顔」が生まれました。

無意識に肌をこすっている

長年、サロンのお客様や雑誌の読者の方に肌カウンセリングを行ってきました。肌を見て、触れてチェック、水分油分値を測定し、お手入れの見直しを提案します。その数、のべ1500人以上。驚くことに、ほとんど全員が洗顔で肌をこすり、傷めていたのです。

洗顔だけではありません。すすぐとき、タオルでふくとき、スキンケアをなじませるとき、日焼け止めを塗るとき。私たちは無意識に肌をこすっています。ではなぜ、こするといけないのか?

こすること、それは肌にとって“刺激”です。この刺激で肌の表皮のバリア機能が弱まり、うるおいを保てなくなります。肌内部には炎症を引き起こし、シミ、シワ、たるみなどのエイジングサインが出現。また、刺激から守ろうとして肌が必要以上に分厚く、硬くなることで、毛穴が開いたまま閉じられなくなり、どんどん目立つように。

乾燥が進めば肌はくすみ、ツヤも失われます。そう、肌トラブルの根源は“摩擦”なのです。年齢を問わず私のカウンセリングを受けたほとんどの方が、洗顔・クレンジングで肌をこすらなくなってから1週間で乾燥やくすみ、吹き出ものが改善。さらにスキンケアのどの段階でもこすらないことを意識して1カ月もすれば、毛穴悩み、くすみやたるみの改善を実感しています。

「こするのがいけないのはわかった。でも、そんなにこすっているかしら?」と思う方もいるかもしれません。メイクや汚れを落とそうと、くるくると速くこすって落としていませんか? クレンジングついでにマッサージをしていませんか? 熱いシャワーで流して肌に刺激を与えていませんか? すすぎを30回以上していますか?(すすぎ残しは大きな刺激になります!)、使い古しのごわつくタオルで拭いていませんか?

次ページではどう洗えばいいのか?
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