家で料理、イタリアの名シェフが明かすレシピ 今は自宅にいる時間をいかに楽しむかが大事
時にはキュートなパジャマ姿で登場するマッシモシェフだが、「イタリアのファッションやライフスタイルを愛するLEON読者」のため、「金曜の夜のお出かけバージョン」をピックアップ。イタリアの伊達男らしくキメた装いで登場するのも注目。
国境が封鎖されても、自分たちはつながっている
【温かいボリートサラダ レシピ】
1)残り物のボリート(ピエモンテ州名物のゆでた肉の料理。鶏肉も入れたポトフのようなもの)をオーブンに入れて温め、鳥の手羽などの、肉の骨を外して肉だけにする。ほかの煮込み料理でも。ボットゥーラ家では、この日は既製品のオリエンタルポークのレトルトも加えている。
2)玉ねぎとビーツ各2個は朝からオーブンに皮ごと入れて置いてゆっくりと調理し、皮をむいて食べやすい大きさに切る。バルサミコ酢をひとかけする。
3)ほうれん草と水菜、を洗ってちぎり、ザクロの実を散らす。ピスタチオを砕いて加える。新鮮なタイム、ミント、ワイルドフェンネル、リコリスを散らす。
4)卵黄、レモン汁、オリーブオイルとサンフラワーオイルをハーフ&ハーフで作った自家製マヨネーズに、バルサミコ酢を加える。更に、パルミジャーノチーズの皮を煮立てた水を加えてゆるいソース状にする。この時使ったパルミジャーノチーズの皮を切って肉に加える。
5)4のソースを1にかければ出来上がり。
「これは料理ビデオじゃない。家にいたって、世界と話せるし、共有できるということを伝えたい」と言うボットゥーラシェフ。その言葉には、“国境が封鎖されても、自分たちはつながっている”という、強いメッセージが感じられた。