「子供とずっと一緒で辛い」人が忘れていること 米国製エリートが学ぶ「幸福の授業」の教え
子どもの近くにいろ
長男が2歳のとき、よく夜明けに目を覚まし、一番大切な持ち物(マッチの箱でつくった車)を籐のかごに入れて、私たち夫婦の部屋にやってきた。
彼はドアのところに立ち、かごの中身を広げ、一緒にベッドに入れてほしいと無言で要求した。私たちは彼をベッドには入れず、彼のベッドへと連れ戻した。
これが15分ごとに、私たちが起きるまで続いた。朝、息子がドアのすぐ外で眠り込んでいるのを見つけたこともある。拒絶されるのが怖くて部屋に入ってこられなかったのだ。
子育てに関して、これほど後悔していることはない。いま思えば、私たちのベッドに入れてやればよかったと思う。
これはよかれと思ってしたことだ。西洋の研究では、子どもを1人で寝かせて克己心と自信をはぐくむことの重要性が強調されている。また夫婦の関係を深めることとセックスの重要さも説かれている。
しかしこれについては、唯一の正解はないし、世界を見渡せば、大半の文化圏で子どもと添い寝をしている(注意:ここでは幼児が親と寝ることを話している。まだ歩けない子どもとの添い寝には、安全上のリスクがある)。
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