注目だけでなく敵意も浴びる
多くの世の男性たちは心のどこかで「理系は男の学問」と思っていて、そこで女性が活躍するものだから注目するのではないでしょうか。いわゆる「女なのに~~」というヤツですね。
男性はとかく序列と勝ち負けを気にしますから、当然、その注目には敵視や嫉妬も交じってきます(「お? 俺たちの縄張りでよそ者が暴れているぞ」)。
最近、現役の東大理系女子(2年生)と話したのですが、彼女が置かれている環境はなかなかにタフなものでした。
そもそも東大は、女子学生の割合がなかなか3割を超えない「男子大学」(そのことを解決しようと、大学側は全国各地の女子校に、東大を受験してくれるようアプローチしています)。中でも理系クラスは、クラス50人の中で女性はひとりかふたりなんてことはザラなほどの、偏り方。
さぞかし逆ハーレム状態でモテモテで楽しいかと思いきや、彼女の場合は逆で、仲間うちのTwitter上で性的なトピックでからかわれたり、試験勉強の際に仲間はずれにされたり。すべての理系男子がそんな幼稚ないじめをしているわけでは(断じて)ありませんが、やはり文系クラスのほうが、どことなく平和な印象です。
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