もう一攫千金は終わり?「上場ゴール」に赤信号 速報!2020年IPO「勝ち組・負け組」ランキング
厳しい環境下でもIPO後の株価上昇率1位となったジモティー(7082)は、日経平均株価が2万3000円台だった2月7日の上場。オンライン掲示板「ジモティー」を運営しており、地域密着でモノ・サービスの個人間取引を仲介している。上場後は株価下落が続くものの、公開価格を上回る水準で踏みとどまっている。
2位のフォースタートアップス(7089)は、有力ベンチャーを対象にした人材仲介業を手がけている。未上場ベンチャーの経営者に対してコンサルタントサービスも行うなど、独自のネットワークを構築。3位のコンピューターマネージメント(4491)は独立系SIで、製造業や金融、流通など幅広い顧客を有する。
スポーツジム業界は軒並み総崩れ
幸か不幸か、2020年はまだ大型上場がない。最も時価総額が大きかったのが、3月2日に東証1部市場に上場したカーブスホールディングス(7085)の約600億円だったが、初値は公開価格を10%下回ってしまった。カーブスはシニア女性向けの30分健康体操教室を運営しており、売上高280億円、営業利益54億円(2019年8月期)の高収益企業だ。
何といっても、新型コロナウイルスの感染がスポーツジム内で広がったことを受け、上場前日の3月1日に安倍晋三首相が密集空間の「利用を避けるように」と呼びかけたことが逆風となった。カーブスも3月8~15日は全店休業するなど、対応に追われており、足元の株価も低空飛行が続く。
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