メーガン妃のダメ父に同情が集まる意外な理由 娘や孫への「愛している」さえ伝えられない
結婚相手は自分で選べるとしても、相手の家族までは選べない。
結婚経験がある人は、人生の中で何度もこの「真実」に直面せざるをえなかったのではないだろうか。
イギリスの王室から近く「離脱」予定で、現在はカナダ・バンクーバー島に滞在中のヘンリー王子(エリザベス女王の孫)とその妻でアメリカ人の元女優メーガン妃はとくにそう感じているに違いない。今週はさらに、「またか」という思いでいっぱいだろう。
というのも、1月22日夜、メーガン妃の父トーマス・マークルさん(75歳)がイギリスの民放チャンネル5の番組「トーマス・マークル、私のストーリー」の中で、王室離脱を決めた2人のことを悪し様に語ったからだ。
「長年に渡って存続している(伝統的な)イギリス王室を破壊し、品位を落とし、落ちぶれさせている」「王室をウォルマートに冠を乗せたような姿に変えてしまった。ありえない。こんなことはするべきじゃなかった」と失望をあらわにした。
世間を驚かせたメーガン妃の父とは
メーガン妃にとってはまさに泣きっ面に蜂、というところだろう。
そればかりでなくトーマスさんは、自分がメーガン妃やヘンリー王子にいかに邪険に扱われてきたかを語ったからだ。
ちなみに、イギリスの感覚でいうと、王族やその家族が私的な事柄をメディアに語るのはご法度だ(ただし、1990年代には王子の母ダイアナ妃が夫チャールズ皇太子の不倫をBBCの番組で暴露し、これに皇太子も応じるなど、どろどろの愛憎劇がメディアを通じて繰り広げられたが)。
また、トーマスさんは番組の中で、多額の出演料を受け取ったことを示唆している。これはさらに悪い。国民のために公務を行うのが王族の主要メンバーの義務であり、家族というコネを利用して収入を得るのはいかがなものか、と国民は考える。
トーマスさんがいかにハリー王子夫妻、特にメーガン妃の足を引っ張る存在となってきたのか。チャンネル5の番組内で明らかにされたトーマスさん側の説明とともに、そのお騒がせぶりをたどってみたい。