インスタでファン激増「仲良し夫婦」が作る総菜 「映え」を狙わない料理が人気を集める理由

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YouTubeの撮影が終わると、今度はできた料理をインスタ向けにSHINO氏がカメラで撮影。「自然光で撮るときれいで」というSHINO氏は、さまざまなアングルから料理を撮る。その間も、2人の間にぴりぴりした緊張感はなく、穏やかな空気が流れている。新婚とはいえ、ただならぬ仲のよさを感じさせる。

そんなぐっち夫婦氏がインスタに投稿する写真は、「野菜たっぷり! 豚こまの甘辛炒めサラダ仕立て」「鮭とじゃがいものころころバターしょうゆ炒め」といった、一工夫や目新しさはあるが、一般的なお総菜だ。見た目のインパクトを売りにしない彼らの人気がいったいなぜ、それほど高まったのか。

どちらかが主菜で、どちらかが副菜

仕事をしている日は2人も帰宅は遅い。20時半に地元のスーパーで待ち合わせするか、メッセンジャーで「キャベツを買っておいて」「料理酒がなくなっているよね」などとやり取りしつつ、早く帰るほうが食材を買って帰る。

分担は明確に決まっておらず、2人で話し合いながら料理をしていく。キッチンには、2人が一緒に作業できるスペースがある。作業スペースにお玉など調理道具をぶら下げた、使いやすそうなキッチンである。

ある日の夜。旬のれんこんが安くておいしそうだったので、「『ご飯に載せて食べたらおいしいよね』と、豆板醤やみそ、鶏ガラスープのもとなどを使って、『マーボーれんこん』を作りました」とSHINO氏が言う。マーボーナスのなす替わりに、れんこんを1センチ幅の拍子木切りにした料理だ。

すると、Tatsuya氏は、「味がしっかりしているので、さっぱり食べたいものをと考え、副菜はかつお節を使った大根のサラダにしました」と言う。「この日は、1から配合するのも面倒だったので、ポン酢を千切り大根の上からバーッとかけて和え、かつお節をかけました」とSHINO氏が付け加える。会話のテンポのよさから、料理を一緒にするという2人のコンビネーションのよさがうかがえる。

普段は、がっつり肉を食べたいTatsuya氏が主菜を作り、副菜をSHINO氏が作ることが多いという。以前、食品メーカーの営業でドレッシングに合わせるサラダを提案していたSHINO氏について、「サラダのアイデア、すごくたくさん持っているよね。僕はかなわないので」とTatsuya氏は言う。

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