全米が震撼した19歳女性「遺体なき殺人」の告白 被害者サラが行方不明のまま、ある男が逮捕
その殺害告白はあまりに唐突だった。映画に話を向けるわけでもなくリアムはごく自然に語り出す。まるで自慢するかのように……さらに告白は続く。
アンソニー:「橋から彼女を投げ捨てたのか」
リアム:「聞いてないのか ニュースでやってたろ。あの日銀行に一緒に行ったんだ」
失踪当日サラはリアムと一緒に銀行に行き、サラが窓口で金を持ち出すとき、リアムは車で待機していたという。そして一緒にサラの自宅へ戻り、その直後に殺害に及んだ。
リアム:「銀行から戻ってきて、彼女の自宅で金を数えた。彼女が部屋から出て行こうとしたとき、首を絞めたんだ。
俺にとって計算外はサラの犬だった。あの犬は俺が殺しているのをじっと見ていたんだ。あのくそ犬が!」
警察はこの映像を入手し、サラ殺害容疑でリアムを逮捕した。
遺体なき殺人事件の評決は…
迎えた裁判で、殺人罪を主張する検察に対し、リアム被告の弁護側は無罪を主張。
理由は「遺体が見つかっていないのに、殺人事件と言えるのか」というものだった。遺体が見つかっていなければ犯人のDNAも指紋も検出できない……サラが殺害されたことを示す物的証拠はないに等しかった。
検察側はリアムの同級生のアンソニーが撮影した映像を法廷に流した。
だが弁護側は「リアム被告は映画のアイデアを話しているにすぎない」と主張する。無謀な主張にも思えるがリアムの心の中を証明するすべはない。
検察にはもう1つ決定的な切り札があった。証人として現れたのはサラに片思いをしていたプレストン。彼はリアムに電話で呼び出され遺体遺棄を手伝うよう指示されたという。殺害告白映像と共犯者の証言……陪審員の評決は全員一致で「有罪」。リアムには終身刑が言い渡された。
サラとリアムとプレストンは幼なじみの仲良し3人組だった。偶然にもあの大金を発見したことから関係は壊れてゆく。皮肉にも娘のために遺した大金が悲劇をもたらすこととなってしまった。
番組ではリアムの殺害計画、アリバイ工作の全容を暴く。そして視聴者のみなさまには殺害告白映像のリアムの顔を見ていただきたい。金が人間を狂わせる……それをまさに目の当たりにできるだろう。
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