全米が震撼した19歳女性「遺体なき殺人」の告白 被害者サラが行方不明のまま、ある男が逮捕

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彼女は失踪当日この290万円の中から75万円を持ち出していたのだ。サラの近所の防犯カメラには銀行を出たサラの車が自宅に戻る姿を捉えている。そして深夜11時45分再びサラの車が家を出たまま彼女は行方不明となった。その数時間後に車が橋の上から発見された。

失踪なのか? 自殺なのか? 事件なのか? 警察はリアムに話を聞いた。するとリアムは「サラが父親との関係に悩み、家を出たがっていた」と語る。

サラの父親は株の投資で失敗し、サラのお金をくすねるなどトラブルになっていたというのだ。

サラは父親と離れカナダに住みたいと語っていたという。さらに近所の人は失踪直前サラから母の遺品を預かってもらいたいと打診を受けたと語る。

父親との関係に悩んだサラの失踪だったのか……だとしたら銀行から持ち出した75万円はカナダ行きの資金とみられる。

一方で、サラのもう1人の幼なじみの男性プレストンもサラと父親との確執について語り、思い悩んだサラが自殺した可能性もあると示唆した。ちなみにこのプレストンはサラに恋心を抱いていて、片思いだったという。

警察に通報されたリアムの殺人告白ビデオ

捜査を進めていた警察に1本の通報がかかってきた。その内容は“自分の友人が行方不明になっているサラを殺したかもしれない”というものだった。

通報者はアンソニーと名乗る駆け出しの映画監督だった。実は、サラが失踪する1週間前に高校の同級生が、女性を殺害し、橋の上から遺体を投げ捨てるという殺人事件のアイデアを映画にしないかと持ちかけてきたというのだ。

その同級生の名は「リアム」という。そう……サラの幼なじみのリアムだった。警察はアンソニーにおとり捜査に協力して欲しいと要請。彼は承諾した。おとり捜査はアンソニーの車に隠しカメラを設置しリアムを呼び出し、以前話していた映画のアイデアとサラ失踪事件が似ていることをさりげなく聞き出すという作戦だった。そしておとり捜査決行の日、リアムはアンソニーの車に乗り込んできた。以下がリアムとアンソニーのやり取りである。

リアム:「久しぶりだな」

アンソニー:「タバコいるか?」

リアム:「いや やめたんだ」

アンソニー:「最近どうしていた?」

リアム:「警察から逃げているんだ。サラを殺したんだ。警察から何度も尋問を受けて。サラは貸金庫に古い紙幣の大金を預けていたんだ」

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