「艦これ」が火付け役!タブレット市場に異変 世界シェア2%のウィンドウズタブが日本で台頭
DMM.comと角川ゲームスが共同開発した「艦隊これくしょん―艦これ―」がそれだ。旧海軍の駆逐艦や軽巡洋艦、戦艦などを美少女キャラクターに擬人化した「艦娘(かんむす)」たちを育成し、敵艦隊と戦わせるシミュレーションゲームである。
2013年4月のサービス開始以降、わずか半年で登録ユーザー数は100万人を突破。現在は170万人を超えている。艦これを取り上げた関連書籍は飛ぶように売れ、14年中にテレビアニメ化も予定されるなど、メディアミックス展開が加速している。
艦これはウィンドウズでの動作が推奨されているブラウザゲーム。ノートPCを開いてプレイするには不便だった電車内や、くつろいだ体勢でもゲームが楽しめるよう、多くの艦これプレイヤーがウィンドウズタブレットをこぞって購入した。
ファン御用達で爆売れ
艦これをプレイするのによいのはどのタブレットか――。パソコン誌の「週刊アスキー」が昨年12月、読者を対象にこんな人気投票をネット上で実施した。1位に選ばれたのは中国のPC大手レノボが同月に全世界で発売した8インチタブレット「Miix2 8(ミイックスツー エイト)」だった。同種の製品の中では350グラムと軽量で、かつバッテリー持続時間も10時間と比較的長持ちすることが好感された。
「艦これ定番タブ」としての評判を獲得した影響は非常に大きかった。BCNの集計によれば、Miix2 8は昨年12月のウィンドウズタブレットの国内販売ランキングでぶっちぎりのトップとなり、今年2月でも首位に立っている。
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