「人生マジで貯めるべきお金」の超簡単計算法 2020年に覚えておけば、誰でも一生役に立つ

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やることとは、主に2つです。ぜひ「ライフプランニング」と、「自分の資産全体でポートフォリオ(内容の組み合わせ)を考え、運用方針書」を作ってみることです。そのほうが効率的にお金を増やしていけるからです。早速1つずつ見ていきましょう。

「老後までにいくら貯めるべきか」は、すぐにわかる

まず、ライフプランニングでポイントになるのは、今後必要になる教育費や住宅購入資金などの支出を賄いながら、いかに老後資金を貯めていくかということです。

ライフプランニングの変更時の対処法として、FP(ファイナンシャルプランナー)が使うライフプランニング表を作るという方法もありますが、皆さんがもっと簡単に「いくら貯めなければならないか」を知る方法があります。それは、「人生設計の基本公式」(経済評論家の山崎元さんと筆者で考案したものです)を使って、その中の「現在資産額(A)」で調整することです。

例えば、「現在資産額(A)」が200万円のときに子供が生まれたとします。子供の教育費を1000万円と想定すれば、1000万円を差し引き、200万円-1000万円=-800万円になります。これをもとに新しい「必要貯蓄率(S)」を求めてください。

実は、西岡さんは、離婚をすることになってご相談にこられました。このライフプランの変更は、どのように計算式に反映していけばよいのでしょう。

婚姻中に築いた財産は、基本的には折半になりますので、「現在資産額(A)」は半分とし、かつ、医学部を目指すお嬢さんの教育費として2000万円を差し引きます。

また「年金額(P)」は、夫婦の年金額を合算して計算していましたので、1人分にして計算し直す必要があります。途中の経過は省きますが、計算した結果、これまで19%だった「必要貯蓄率(S)」は24%になりました。

もし、この貯蓄率が高すぎると思えば、老後の生活費を少し抑えることで、必要貯蓄率を下げることができます。西岡さんは、リタイアまでに住宅ローンを完済できるため、「老後生活費率(X)」を下げました。「必要貯蓄率(S)」は17%になり、現役時代でも、ゆとりが生まれます。

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