スクープ! スシローのナンバーツーが退社

経営幹部の相次ぐ離脱で募る不安

現在の「トップメッセージ」は豊﨑社長1人だけになっている

回転ずしという“日常食”と、異色の経歴を持つ経営者のツートップ体制の組み合わせはメディア受けがよかった。

テレビ露出の効果は絶大で、2011年9月期には1店当たりの年間売上高が3億円を超え、同業の1.3~2倍近い水準に達した。同年にはカッパ・クリエイトホールディングスが展開する「かっぱ寿司」を抜き去り、回転ずし業界の首位に立った。

ただ、業界首位に立っても周囲の評価は冷ややかだった。「実務を取り仕切っているのはコンサル出身の加藤だ」との評価が、外食業界関係者の間で根強くささやかれた。その加藤も、スシローに転籍したとはいえ、ファンドの出身者。いつまでスシローにとどまっているのか、懸念する声も強かった。

鈍る成長ペース

出店ペースが減速している

ユニゾンは2012年9月に出口戦略として、欧州系の投資ファンドであるペルミラにスシロー株を売却。ユニゾンから出向していた経営陣は、転籍した加藤を残し、全員がスシローを去った。

大株主が変わったのと前後して、スシローの成長にもゆっくりとだが変化が見え始める。株式公開を果たした2003年9月期以降、毎期売り上げを2ケタ増で成長させていたが、ペルミラ傘下に入った2013年9月期は7%増と、2003年以来では最低の伸び率だった。同様に、出店ペースも減速している。

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