三菱「新型デリカD:5」発売から1年後の通信簿

賛否あるデザインはユーザーにどう映ったか

2018年11月に発表、翌2019年2月に発売となった三菱「新型デリカD:5」(写真:三菱自動車)

三菱「デリカD:5」は、数ある国産ミニバンの中でもとりわけ個性的な1台だ。スライドドアを備えた箱型のミニバンでありながら、オフロード走行を得意とする。4WDシステムを採用するだけでなく、車体も本格的なオフロード走行が想定された設計となっているのだ。

オフロード4WDを得意とする三菱自動車ブランドの特徴を、ストレートに表現したミニバンだと言えるだろう。

シャープなルックスにチェンジ

かつて、デリカD:5のユーザー向けオフロード試乗会を取材したことがある。そのときにデリカD:5は、まるで本格クロスカントリー車のような豪快な走りを披露してくれた。また、不整地でタイヤの1輪が宙に浮くような厳しい姿勢のままで、スライドドアを開閉させたことにも驚いた。斜めに力がかかっていても、車体は少しも歪まないことを証明しているのだ。

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大自然の舗装されていない道に乗り込んでゆくアウトドア・ファンにとっては、これほど心強いミニバンはほかにはないだろう。実際にキャンプを家族連れで楽しむという人に、デリカD:5の人気は非常に高いという。

そんなデリカD:5は、2018年11月にビッグマイナーチェンジを発表。翌2019年2月に発売された。

新しくなったデリカD:5はエクステリアとインテリアのデザインを一新し、先進の安全運転支援システムを採用。さらに最新のパワートレインも搭載し、見た目も中身も新しくなった。

最新の三菱車に共通する「ダイナミックシールド」デザインを採用(写真:三菱自動車)

外観でとくに目をひくのは、メッキ部分が非常に大きくなったグリルだ。これは、最近の三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を取り入れたもの。また、LEDヘッドライトも斬新だ。グリルの最上部から左右に広がる一見するとヘッドライトのような部分は、実のところポジションライト。その下に、メインの照明となるロー&ハイビームのLEDライトが配置される。ひと目で新型とわかるような大きな変更点だ。

インテリアも全面的に変更された。新型は、水平基調で光沢のあるピアノブラックパネルを使うなど、上質感が大幅にアップしている。さらに嬉しいのは、衝突被害軽減自動ブレーキなどの予防安全技術「e-Assist」を新規に採用したことだ。ACC(レーダークルーズコントロールシステム)なども装備され、今どきのライバルたちと遜色ない運転支援システムが備わった。

次ページ販売台数は前年比で最高281.9%
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