熱愛期を過ぎた夫婦が「仲良し」を維持するコツ 夫婦関係はケアしないとダメになる

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部屋に飾られた「AKIRA」のポスター。夫のHさんはもともとマンガをはじめとする日本文化に興味があり、AKIRAはとくにお気に入り(写真:著者撮影)

結婚というのは、文化の違う2人が家族になること。国際結婚だと文化の違いはさらに大きくなります。そのせいもあるのか、実は日本人同士よりも国際結婚のほうが離婚率は高いのです。

でもその関係の中でうまくやっている2人のコミュニケーションには、多くの家族にとって大事なヒントが詰まっていると感じました。

仲のいいカップルに共通するのは「家事育児のそれぞれの役割に満足している」「お互いにリスペクトがある」「話し合える」「2人の時間を大切にしている」「それぞれの1人の時間も大切にする」ということ。

この2人はまさにそれに当てはまっている夫婦で、デートも大事にしていますが、意識的にお互いの1人でリラックスできる時間を作るように工夫もしていました。

「世界一の読書好き」のアイスランド

ところで、実はアイスランドは、世界一の読書好きな国民の国としても知られています。首都レイキャビクはユネスコから「文学都市」に認定され、1人当たりの蔵書数は日本人のなんと3倍以上。さらに、読むだけではなく、自分で文章を書くのも大好きで、自伝などを自費出版する人がかなりの割合でいるとか。「アイスランド人がまだ自分の本を出版してないなら、それは書いている最中ということ」という言葉もあるほどです。

今回、男女平等への道のりや、家族のお話を伺いながら、アイスランドが今のアイスランドになったのは、そんな教養の高さがひとつのポイントだったのかもしれない、とも思いました。

というわけで、今回学んだつかれない家族になるヒントは……

パートナーとコミュニケーション方法が合わなくて疲れた

相手のやりかたを否定せず、でも自分のやりかたも否定せず、
お互いがちょうどいい着地点を探そう
この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。また鹿児島で開催される、ハラユキさん関連イベントの詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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