サントリー社長「洋酒で世界のプレーヤーへ」

ビーム社買収の狙い

14年12月期見通しにはビーム社は含まず

14年12月期の業績予想は、連結売上高を前年比8.8%増の2兆2200億円、営業利益を同15.4%増の1460億円とした。この計画にビーム社は含んでおらず、6月を目途に順調に手続きを完了すれば、それ以降に関して業績予想に織り込むことになる。

13年12月期の海外売上高は5142億円で、海外売上高比率は25%となった。佐治社長は「早期に1兆円ベースにしたい」と語った。

13年12月期の連結売上高は同10.2%増の2兆0402億円、営業利益は同17.5%増の1265億円で過去最高の収益となった。円安は海外子会社の収益を取り込む際の円換算でプラス効果がある一方、輸入原材料高とマイナス要因もある。佐治社長は「13年はグループ全体でプラスとなって効いた。ただ、為替効果を除いても、過去最高の収益だった」と述べた。

ビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル)のシェアは、13年12月期で14.7%となり、過去最高を記録した。佐治社長は「25%は最低ラインと社内で言っている。15%から18%、20%、23%、25%と4段階で上げていかなければならない」とし、プレミアムモルツ以外にもヒット商品が必要との認識を示した。

また、営業利益率が低い点も課題に挙げた。13年12月期の営業利益率は6.2%。同社は中期計画で利益率10%を掲げており「10%は第一ステップ。これを乗り越えないと、グローバルで競争できない」とし、利益率向上を図る考えを強調した。

国内ビール会社の再編については「今、考えていない」とした。

(清水律子 編集:田中志保)

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