「入社1年目から急成長」する新人の3つの習慣 わざと「抜け漏れ」がある状態で伝えてみる

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新人が「上司には教える義務があるんだから、私は教えてもらって当然」などという教わる側の態度では、早晩教えてもらえなくなります。

もし、あなたの担当する新人が別の先輩方から何か教わった際には、「教えてもらって当然だと思わないほうがいいよ」とか、「引き続きいろいろと教えてもらえるように、お礼を伝えておくといいよ」と伝えてください。そうすることで、教える側も気持ちよく教え続けることができ、新人の育成に多くの方が関わってくれるのです。

当然ですが、多くの方が関わってくれる新人は、多くのアドバイスをいただくことができるので、急成長していくことができます。

3つ目の共通点:「助けて」と言える習慣

指導者の共通の悩みに、新人から困っていることや悩んでいることをなかなか打ち明けてもらえないということがあります。

そうならないためには、指導者が新人に「助けを求めることは、恥ずかしいことではないよ。みんなで成果を出すために必要なこと。躊躇するのはおかしい」とはっきり伝えておくことが大切です。新人に、「相談を通じて仕事を前に進めることは、チームへの貢献になる」という思考を持たせてほしいのです。

「進め方がわからない」「業務がうまく理解できない」といったSOSが発信できないタイプの新人は、どちらかというと人の目を気にしたり、失敗を極度に恐れたりする慎重派に多く見受けられます。また、プライドが高く、大きな失敗をしてこなかったタイプも、質問や相談ができず、1人で悩みを抱えてしまったりします。

こういうタイプは、「もう少し自分で調べたら、誰かに聞かなくても済むのではないか」「周囲からできないやつだと思われたくないから、なんとか自分で解決したい」と考え、問題を1人で抱え込み、先延ばしにしてしまうのです。何日も悶々と悩んでしまう人は、時間コストという視点でいうと課題があると言わざるをえません。

私は新人に対して「困っていることを言わないで放置するのが最もダメ。すぐに報告、相談することを大切にしてほしい」というメッセージをつねに伝えるようにしています。

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