50代で「うつになる人」「ならない人」決定的な差 残りの人生が「想定内な人」ほど要注意
冗談半分で私がよく言うのは「心の雑草」「うつの雑草」が、どの程度はびこっているかがわかるアプリがあればいいと。
「昨日、面白かったことは何ですか?」
「いま熱中している趣味や遊びはありますか?」
など、質問項目に答えることで、その人の心の庭にどの程度雑草が生えているかを、映像としてわかるようにするアプリです。
重いうつ状態の人は心の庭が雑草で覆われて、花も木も一切育っていない光景が映し出されます。一方、健康的な精神状態の人の庭はきちんと整理され、花が美しく咲き、形のよい庭木がたたずんでいます。あるいは「あなたは今は健康ですが、心の雑草が生えかかっているので注意しましょう」というような警告もある。
心の状態が「庭」という形で可視化されるので、自分が今どのような状態であるのかが一目でわかるというアプリです。便利だと思いませんか?
スポーツや武道で体を動かす
スポーツをやっている人、身体を動かしている人はうつ状態になりにくい。例えば若いときにやっていたスポーツを今も続けているという人。中学高校時代に部活でやっていたスポーツを今も何らかの形でやっている人は、うつ状態になりにくいと思います。
スポーツは身体を動かすという意味もありますが、勝負の世界で気持ちをピンと張ることがよい効果をもたらします。緊張感によって心の雑草がきれいに取り除かれるのです。脳の機能的な働きで言うなら、筋肉を使い、筋力をアップすることで男性ホルモンであるテストステロンが分泌されます。試合に勝利することで、アドレナリンなど脳内ホルモンが分泌されます。
スポーツをすることが脳への刺激になる。うつ状態というのは脳の働きの一部が通常より低下し緩慢になることです。スポーツによって脳に刺激を加えることで、機能低下を防ぐことにつながるのです。
ただし、スポーツはどうしても年齢が高くなるとハードルが高くなってしまいます。若い人に交じって一緒に試合するのは難しい。体力差がありますから、同じチーム内であればどうしても高齢の人は活躍できにくい。隅に追いやられてしまいます。
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