ヤフーがZOZOを4000億円で買収、子会社化へ TOBで株式50.1%を取得へ、ECの拡大目指す

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 9月12日、ヤフーはZOZOに対し1株2620円で株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。写真は2018年7月、会見を行う前沢友作氏(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 12日 ロイター] - ヤフー<4689.T>は12日、ZOZO<3092.T>に対し1株2620円で株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。ZOZO株式の50.1%を取得し、連結子会社化を目指す。買い付け総額は約4000億円。資本関係を含めた提携関係を結び、両社ともに成長を加速する狙いがある。ZOZOはヤフーによるTOBに賛同するとのコメントを発表した。

ヤフーは、電子商取引事業のさらなる拡大を目指し、「衣類・服装雑貨等」の強化が必要と判断。ZOZOは、ヤフーやソフトバンクグループ<9984.T>のユーザーが取り込めると判断した。

連結子会社化することを目的とし、買付予定数の上限は約1億5000万株(所有割合は50.1%)としている。買付予定数の下限は所有割合が3分の1超となる株式数の約1億株(同33.40%)に設定した。

今回の公開買い付けで連結子会社化できなかった場合は、追加的に取得する予定。連結子会社化した場合は追加取得しない。

このうち、ヤフーはZOZOの創業者で前代表取締役社長、筆頭株主である前沢友作氏から、同氏所有の一部株式約9200万株を取得する(所有割合は30.37%)。

ZOZOは、12日の取締役会で前沢友作社長が退任し、沢田宏太郎取締役が代表取締役社長兼CEOに就任する決議を行った。12日午後5時半から、ヤフーの川辺健太郎社長、ZOZOの前沢友作氏、沢田宏太郎社長が出席して会見を行う。

 

(平田紀之)

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